決めた事

主人はとても繊細で気配りができて、空気をとてもよむ人、

なので、私の子供に対する対応は心苦しいものだったと思われる。

 


そんな中、一生懸命バランスをとって子供たちのフォローをしてくれていた。主人が心労のため、がんになったとしても私はおかしくないと思っている。

 

 

 

そして、そうやって、主人がフォローしてくれたことに対して、私はあぐらをかき、インターになることになって、いかにも自分が何か変わったかのように偉そうに持論を振りかざして、主人や子供たちに傲慢な態度をとってきていたのではないかと思う。

 


その自分の態度を責められたくなくて、へりくだり、おびえ、私が悪いのではないか?と主人に確認を取る行為は、傷口に塩をぬるような行為ではないかと私は思っている。

 

 

 

私は私なりに、一生懸命自分を変えてきたものがあるのはわかっている。そのことを否定するつもりはない。

 


だけど、主人を犠牲にしてこなかったかと言えば、それは嘘になる。

 


主人の支え、心配り、フォローがなければ今までやって来れなかった。

 


その主人が癌が転移し、近々手術を受けることになった今、私は逃げ出してはいけないと思う。

 


主人に私が悪かったか?などと確認をとっている場合ではなく、今の主人の痛み、不安、苦しみを一緒に、分かち合いガンと向き合っていく協力者としてやっていこう

と覚悟を決めた。

 


命に関わる大きな病気と戦うのは、とても不安なことだし、その不安と戦う主人を、

私は主人を愛した人間として、妻として目一杯支えていこうと考えている。

 


主人と一緒に、癌と向き合って戦って生きていこうと心に決めた。