主人は以前、鬱と診断されたことがある
私は1度主人がうつ病と診断されたとき、
今回主人が癌が転移したと診断された時と同じ感覚になった。
それは主人が鬱になったのは、私が悪いんじゃないのか?私のせいなのか?
その感覚がとても強かった。
主人がどれぐらい辛い思いをしていたか
何故鬱になるまでになったのか?そういうことよりも私が悪かったか、
そうじゃなかったかが気になり、
いつも主人に怯えて主人の行動に目を見張らせていた。
主人の1度目のS状結腸がんの手術の時は、
ステージ1で転移の可能性も7%だと言われ、
私はのんきに構え、おおらかな態度をとってはいたが、
今回さすがにガン転移、ステージが4になり
5年間生きられる確率は30%から50%とネットで見たことで、
とてつもない恐怖が襲ってきました。
その恐怖は、主人がうつ病と診断された時ととてもよく似ています。
確かにその頃、長男は小学校3年、次男はと幼稚園年長、
しかも主人のお父さん(義父)は、今の主人と同じS状結腸癌から、肝臓に転移し、
癌細胞は最終的に肺に転移し、呼吸困難でなくなっていて、
義父を亡くした傷跡が癒えていない主人のお母さん(義母)が、
ずっと家に居る状態で、私はどうすればいいんだろうと言う不安もありました。
でも1番大きかったのは私が悪かったのと聞きたい気持ちでした。
「お前は悪くないよ」と言う言がほしくて、私は主人に献身的に尽くしました。
子供たちが幼稚園や小学校に行っている間、ネットで鬱のことを調べたり、
鬱の人のネットで発信されている記事を読んだり、
鬱の人のグループに入っていろんなことを話を聞いたりしていた。
どうすれば主人が良くなってくれるか?
その気持ちで必死でしたが、やはり私の心の底にあったのは、
私は悪くないよねと聞きたい気持ちだった。
今回、主人がガン転移と分かり、
主治医の先生からどのような話があるかはまだわかりません。
もしかして余命を言い渡されるかもしれない。
だけど今日9月10日今日は主人は長生きすると私は思っている。
なぜなら前回、主人が鬱と診断された後、
私は不幸のどん底に落ち、自分は悲劇のヒロインになっていました。
私が悪いの?と聞きたい気持ち大変な夫を看護する私そして何より一番の本音は、
鬱陶しい、主人の母親を主人の鬱で遠ざける良い機会だと私は思ったんです。
今回も私は逃げられるという感情を思った。
私は主人の鬱からメンタルのことに関わるようになり、
現在人の話を聞く仕事をするにまでなっている。
ところが私が変わり切れない自分軸を持ち、自分の気持ち、
自分の考え方で意見を言うことができず、行き詰まっていました。
そして今回の主人のガン転移が、
主人の治療のため、仕事から逃げられると思った瞬間があったんです。
前回の主人の鬱と診断されたときの私と、今回主人ががん転移と診断されたときの私、
これは私の立場でほぼ同じような感覚に立たされていると私は思う。
変われない自分、現実を受け入れられない自分、
覚悟を決める事から逃げ出したい自分
そんな自分から変わるチャンスなのではないかと思っている。
私が死ぬまでに二度とこのようなチャンスは無いのではないかと考えています
。ましてや主人の今回のガン転移は、
主人の今後の寿命がどれだけのものなのか
最悪のことを考えると1年とか2年になる可能性もあります。
私の中での考えとして、今回の件は私がどれだけ変わる覚悟をするかによって、
主人の寿命も変わってくるんじゃないかと考えています。
私が悪いの?と聞きたくなる、自分しか考えられない私から脱却。
自分で自分の言葉を話せないこと、その事を鼻息荒く話すことで誤魔化している
メンターに媚びることで、自分の言葉を話そうとしない自分からの脱却
深く物事を考えず、自分の想像や理論に当てはめたものの見方をする私からの脱却。
もう少し深く自分の気持ち人の気持ちを見ることができるような人間になるための
チャンスじゃないかと思っています。
そして、そうなれることで
主人はながくいきられるんじゃないかというきがしています。
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